人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ブルちゃんのログ


神戸と石垣島にあるダイビングとネイチャーツアーのお店、ブルミンゴの公式ブログも兼ねています。インストラクターのうっちぃが、ダイビングのこと、海のこと、島のこと、大好きな音楽のこと、その他日常のもろもろ話をつづります。
by ブルちゃん
最新のコメント
この洞窟は暗くて狭いのを..
by blumingo at 19:52
わあ、洞窟の奥まで行くと..
by ItoMizuki777 at 18:04
最も重要なことは、熱意を..
by animelewat at 09:23
なんかシステムの調子が悪..
by blumingo at 12:49
くろしお
by くろしお at 17:15
荒張裕司
by 白戸彩花 at 17:14
はじめまして。 コメント..
by blumingo at 08:49
はじめまして 4月半ば..
by yossina-lani at 08:08
アイランドKさん、ありが..
by blumingo at 09:58
カレンダー、Yahooか..
by アイランドK at 22:07
カテゴリ
以前の記事
2026年 04月
2026年 03月
2026年 01月
2025年 12月
2025年 10月
2025年 09月
2025年 08月
2025年 07月
2025年 03月
2025年 01月
2024年 12月
2024年 11月
2024年 09月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
検索
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
最新のトラックバック
タグ
画像一覧

豊年祭あれこれ・・・

久しぶりのブログです。
Facebookで読んでいただいている方も、ごぶさたしています。

ここ10日間ほど、原稿の締切や新しい連載の企画の提出がいくつか重なっていたり、ダイビングで海に出ていたり、ウミガメの産卵で夜中じゅう歩き回っていたり、豊年祭に行ったり(これは遊びか・・・)で、あっという間に日にちがすぎてしまっていました。

座間味ツアーのブログもまだ途中なのですが、なんかパソコンと写真の相性が良くないみたいで、続きはもうちょっと待ってください。

たまっているツアーの写真の発送も、器材のオーバーホールも、あと少しお時間をいただければうれしいです。

そんな理由で、今日は文字ばっかりのブログです。

ちょうどいいので、宮良(みやら)の豊年祭のことを書いておきます。

豊年祭というのは五穀豊穣を祈るお祭りで、各地域でそれぞれの伝統にのっとって行われます。地域によって、観光客や他の集落の人たちにも門戸を開いて行われる豊年祭もあれば、よそ者を徹底的に排除して行われる豊年祭もあります。

前者は、ザ・トラディショナルという感じで、ナイチャーも一緒に、豊年祭の趣旨の下で楽しく参加することができます。外国の方なんかにも、おすすめです。

その対局にいくつかの集落で行われる秘祭があります。八重山には新城島の秘祭があるのですが、これはかなりいろいろと書けないことがあるので、ここでは省きますが、いつか絶対に行ってみたいです。

今年はいいところまでいったのですが、詰めが甘くて島に渡ることができませんでした。ダイビングをしていて、自分以外の人はみんなジンベイを見ているのに、僕だけは見れなかった・・・という以上に、悔いが残ります。

ということで、今回は外部の人間も、身の危険を感じずに安全に見ることができる秘祭と言われている、宮良の豊年祭について書いておきます。

ザ・トラディショナルなお祭りと一番違うところは、カメラや携帯、スマホなどによる写真撮影、動画撮影、録音だけでなく、スケッチや採譜など、記録に残すことがすべて禁止されています。

アカマタとクロマタという神様が登場するのですが、この姿は写真もイラストもないので、祭りを見学した人以外は、どんな格好をした神様なのか、誰も知りません。
そもそも祭りがいつ行われるのかすら、直前まで外部にはほとんど知らされません。

最初に村の広場みたいなところに、どこからともなくアカマタとクロマタが祭者とともに現れ、踊り、叫んで祈ります。祭者たちは、三線を奏で、太鼓を叩き、歌い叫びます。

その様子は、他の地域の豊年祭とは全く違い、それを見るだけで秘祭と言われる所以がわかります。僕も祟りがあると怖いので、詳しくは書きませんが、独特のリズムとうねりが空気を伝って体に入ってきて、自分が今、ここにいるのを忘れるような気持ちにさせられてしまいました。

アカマタとクロマタの姿かたちを何人かの人に聞かれたのですが、正直、ひとことでは言えない威圧感があります。
身長は熊のグリズリーのように大きく、ポンキッキに出てくるムックのような動きをし、体中から草や藁が生えていて頭にはさとうきびが群生しています。これだけ聞くと、コミカルな姿を想像するかもしれませんが、実際はなまはげよりも威圧感があります。

広場での祀りが終わると、部外者の方はお引き取りくださいとアナウンスが流れます。大部分の人たちはここで帰るのですが、もっと見たい罰あたりな人たちは、アカマタとクロマタを追います。

この集団がその後御嶽に向かい、集落を彷徨い、家々を回ります。その順序もユタによって決められ、外部の者には一切知らされません。夜を徹して行われるので、当てずっぽで待っているわけにもいきません。

太鼓や歌の音が聞こえる方向に進もうと思っても、警備役の人たちによって、道を塞がれます。丁寧な口調で、あっちから回ってくださいと諭され、そっちの方向に進んで行くと、また別の警備の人に、遠い方向に誘導されます。
「あっちの人が、こっちは行けるって言ってましたよ」
なんて言う、理屈は通用しません。
神さまが決めたことがすべてです。

集落中の街灯が消され、真っ暗やみの中を歩かされるうちに、諦めたり疲れたりで、だんだんと追っかける人が減っていきます。そして真夜中になった頃には、集落の人以外は誰もいなくなるという感じです。

僕はたまたま現地で知り合った親切な人たちに導かれて、あまり苦労せずに何軒かの家を回らせていただくことができましたが、これはとてもラッキーなことでした。

いくつかの家を回って気づいたこと。
アカマタとクロマタが踊って祭者たちが唄う歌は、すべて違うんです。
「何曲くらいあるのですか?」と村のおじいに訪ねたところ、
「ベートーヴェンほどあるさ」との答えが返ってきました。

聞けば、それぞれの家ごとに自分の家の歌があり、またその中にも、家にすべての人が揃っている時に奏でられる曲、誰かが出稼ぎに出ている時の曲、家族の誰かが亡くなった年の曲、新しい家族が増えた年の曲・・・それぞれ、違う曲が奏でられるそうです。

歌う者も、神事なので絶対に間違えてはいけないし、すべての曲を覚えて歌える人もいないので、家ごとに人も入れ替わり、かなりたいへんらしいです。譜面や工工四(沖縄民謡の楽譜みたいなもの)に書いて伝えることもできないので、すべて口伝えの伝承音楽です。それが一晩中続くので、確かにチャラチャラとよそ者が入ってきたら鬱陶しいですよね。

そんな理由もあって、あまり詳しくは書けませんでしたが、神秘的なという表現という言葉では片づけられない、神さまの畏怖を感じた夜でした。
来年も行きたいな・・・

by blumingo | 2013-07-30 00:41 | 石垣・八重山 | Comments(0)
<< 台風の座間味ツアー Vol.2 台風の座間味ツアー Vol.1 >>